心の健康 その2

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キネシオロジーという言葉は、ギリシア語で、「動き」をあらわす「キネシオ」という言葉と、「学問」をあらわす「ロゴス」という言葉でできています。

キネシオロジーは医学を基礎にした身体の運動に関する筋肉の解剖・神経・物理機能・生化学機能・運動機能を専門的に研究する学問です。

それとは別に、セラピーとしてのキネシオロジーがあります。セラピーとしてのキネシオロジーはアプライドキネシオロジー(応用キネシオロジー)から派生してできたものです。

キネシオロジーはとても素晴らしい効果があるですが、キネシオロジーという言葉が「意味がつかみづらず、覚えにくい」ので、イメージしやすくてわかりやすい言葉はないかな、とおもって、初めての方には「隠れ緊張解消セラピー」とお伝えしています。

「百聞は一見にしかず」という言葉があるように、キネシオロジーがどんなものかを理解するには、実際に体験してもらうのが一番わかりやすいです。

キネシオロジーを文章で簡潔に説明しようとすれば、以下の様になります。

「伸ばした腕を別の人が押したときの反応をしらべて、潜在意識にアクセスする」

しかし、この説明だと 「あやしい」 「そんな馬鹿なはずはない」 「どうせインチキでやってるんだろう」 「オカルトだ!」 などと疑うのは、無理もないことだと思います。

「嘘を嘘だと見抜けないと難しい」という言葉があるように、ネットの情報を疑ってかかるのは、あるべき正しい態度だと思います。

しかし、情報が信頼できるかどうかは、様々な情報が必要であろうかと思います。

私も実際に体験してみたときに、「もっと早く知っていれば、ここまで人生を苦しい思いのまま過ごすことがなかったのに」と深く深く後悔したことを強く記憶しています。

ここでは、安心してセラピーをうけていただくための判断材料の一つとして、キネシオロジーのしくみを、できるかぎり理論的に説明してみます。

なお、以下の説明は、難しい言葉が出てきますので、セラピーを受けるのに理解する必要はまったくありません。文章を読むのが苦手な方は、読み飛ばしていただいて、実際に体験してください。

また、自分が納得できるまで調べたことをお伝えしているのであり、科学的に正しい、ということを主張しているわけでも、科学的なエビデンスがある、ということを証明するものでもありません。

その点をご了承くださいますようお願いいたします。

隠れ緊張

隠れ緊張とは、言葉やイメージによって、意識しないうちに筋肉の緊張の変化がおき、筋肉が過緊張や弱化することを表す造語です。

意識していないのに、筋肉の緊張が変化することは、次の様な簡単なテストでたしかめることができます。

その場で足踏みできる場所を確保します。そして、会いたい場所や訪れてみたい場所をイメージして、その場で足踏みします。そのあと、会いたくない人や行きたくない場所をイメージして、その場で足踏みします。2つの場合の足踏みのしやすさにどんな変化があるかを観察します。

会いたい場所や訪れてみたい場所をイメージしたときにくらべて、会いたくない人や行きたくない場所をイメージするときのほうが、足踏みがしにくく、ヒザも高くあがらず、体もぐらぐらしてきます。

このことから、イメージによって、動きがしにくくなった場合、動きをさまたげるような筋肉の緊張の変化がおきた、と考えられます。

筋反射テスト

このような隠れ緊張があるかどうかを調べる方法として、筋反射テストがあります。筋反射テストは、医師、理学療法士、作業療法士、カイロプラクターなどが筋力をテストするときに用いる徒手筋力検査法と手順は同じです。

テストを受ける人は、テストをする筋肉を縮めた状態で保つようにします。

テストをする人は、縮んだ筋肉が伸びる方向に手で力を加えます。

テストを受ける人は、筋肉を伸ばそうとする力に抵抗して、筋肉が縮んだままの状態を保つようにします。

筋肉を伸ばそうとする力に抵抗できるならば、その筋肉は筋力が十分にあり。逆に抵抗できないと、その筋肉は筋力が不十分であることがわかります。これが徒手筋力検査法です。

筋反射テストの場合は、テストをする筋肉が、伸ばそうとする力に抵抗ができるかどうかを確認します。

次に、押す力や押し方などは一切変えることなく、テストを受ける人に言葉を投げかけたり、イメージを思い浮かべてもらってから、同じ筋肉をテストします。

そうすると、投げかける言葉や思い浮かべてもらうイメージによっては、さっきまで抵抗できていた筋肉が、抵抗できなくなることがあります。

抵抗できることが確認された言葉やイメージでは、何度テストしても抵抗できますし、一度抵抗できないことが確認された言葉やイメージは何度テストしても抵抗できなくなります。

テストをする人が変わっても、抵抗できるかどうかの反応は変わりません。

投げかけられた言葉や思い浮かべたイメージによって、筋肉が抵抗できなくなる状態を、スイッチにたとえて、オフとよんでいます。筋肉が抵抗できている状態を、オンとよんでいます。

このように、言葉やイメージによって筋肉がオンになるかオフになるかを診るのが筋反射テストです。

運動制御の仕組み

私達が筋肉を思いどおりに動かせるのは、運動制御の仕組みが備わっているからです。

筋肉を動かしたり、ある位置にとどまろうとするのは、運動神経の 役割です。

運動神経は、脳から脊髄をとおって、筋肉までつながっています。運動神経を通る信号によって、筋肉は緊張したり弛緩したりします。

この運動制御の仕組みは二系統あります。

外側運動制御系は、意識によって筋肉を動かした方向に動かす働きをしています。

内側運動制御系は、無意識によって姿勢維持や関節の位置を正常に保つ働きをしています。

これらの二つの系統がおぎないあって、脳の指令通りに複雑な動きをすることができるのです。

伸ばそうとする力にたいして筋肉が抵抗できるときは、二つの系統がおぎないあっています。しかし、意識では抵抗しようといしているのに、抵抗できないときは、外側運動制御系の緊張・弛緩を、内側運動制御系の緊張・弛緩が妨げていると推測できます。

内側運動制御系は、無意識による働きですので、無意識(潜在意識)が言葉やイメージによって反応したと考えられます。

無意識がなぜ言葉やイメージによって反応したのか、というのは、現象に対して恣意的に意味づけすることになり、科学の範疇からは逸脱すると個人的には思います。

ただ、隠れ緊張が減っていくと、意識による心と体がコントロールがしやすくなる、というのは経験上いうことができます。

約束

私が対面でキネシオロジーを説明するときは、オーリングテストについて知っているか聞くことがあります。オーリングテストは、キネシオロジーから派生したテクニックで、原理は同じなので、キネシオロジーを理解するのに役に立つからです。

ですが、オーリングテストを乱用していて、高額な物を買わせる口実につかったりする人もいるようです。

セラピーや講座を安心して受けていただくために、マン・シャリールでは次のことをお約束しています。

1)医療目的には用いません。

 資格を持たない人間の医療行為は、法律で禁止されています。ですので、医療行為にあたるような診断、治療は、いっさいいたしません。医療を受けるべきかどうかの判断も当方ではいたしかねます。  なお、提供するアロマセラピーや健康体操や心理カウンセリングは医療行為には該当しません。

2)強制的な物品販売はいたしません。

 講座で用いるアロマスプレーなどをのぞき、商品の斡旋、販売などは一切致しません。

3)行動を強制させることはありません。

 話したくないことは話さなくても構いません。セラピーをいつでも途中で中断していただくことができます。お伝えするメッセージはあなたを依存させるための強制的なアドバイスではありません。選択はいつでも相談者の手にあります。

4)未来を思いどおりにするものではありません。

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