イライラを静めるには

イライラする気持ちを静めるには、
どうすればいいでしょうか?

イライラしている時、
イライラの感情をコントロールするのは、大変難しいです。

なぜなら、
イライラの感情を感じているときに、
「私がイライラしている」
というように自分という意識が立ち現れて、
イライラの感情と「自分」を強く結びつけてしまうからです。

しかし、仏教の教えからいうなら、
イライラという反応は、幻想です。

イライラという反応の元をたどってみると、
イライラという反応をおこす原因のものがあり、
この原因と私は別の存在であるという風に、分離させることができます。

このように
「感情」と「自分」を同一化させるのをやめて、
「感情をおこす原因」を見つけ出し、
それが自分とは別の存在であると自覚できると、
感情はひとりでに収まります。

知恵の輪を例にお話しします。

目の前に知恵の輪があるとします。
とても難しく、なかなかとけません。

最初のうち、いろいろ試してみているときは
「イライラ」という感情にとらわれることなく、
知恵の輪に挑戦できます。

しかし、だんだん時間がたつにつれて、
知恵の輪が解けないことに対してイライラしてきます。

それと同時に、「イライラしている私」という意識が立ち現れます。

イライラする感情をなんとかしようと思っても
どうしようもなくなり、
知恵の輪をなげつけてしまいたくなります。

これは、意識の上で「イライラ」と「私」を結びつけてしまっているためです。

イライラという感情は、
反応であり幻想です。

イライラしている感情を起こしている原因は知恵の輪であって、
知恵の輪を落ち着いて見つめられれば、
イライラしている感情に巻き込まれることなくなり、
イライラする気持ちはどこかに消え去っていきます。

このように、物事が思いどおりにならないときには、
意識上に「私」という感覚が表れます。

この「私」という感覚は、
思いどおりにならないことに対する反応であって、
本当の「私」ではありません。

しかし、感情と私の結び付きがあまりにも強いので、
この立ち現れる私をまるで本当の私のように感じます。

反応と自分を一体化させるのをやめて、
ただしく物事をみることができれば、
自分を制御しやすくなるのです。

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