気っていったい何ですか?
気とは何かは、という疑問については、
人によって説明がまちまちなので、
あくまで個人的なの考えを述べることにします。
人によって説明がまちまちなので、
あくまで個人的なの考えを述べることにします。
中国古代の辞書、説文解字によると、
气の部分は、「空に浮かぶ雲のたなびくようす」を描いた象形文字で、
〆のところはもともとは米の字で、
「いっしょにお供する人や馬に与える食料」のことです。
雨や雪、嵐といった気象の変動や気候のうつりかわりは、
目に見えないエネルギーが働いたと考え、
気という文字が使われるようになりました。
この、目に見えない気のエネルギーは、
私達の体を動かし維持するのに不可欠なエネルギーであり、
脳や心の変化させるエネルギーです。
「経絡(けいらく)」とは何ですか?
東洋医学では、体の中に経絡(けいらく)という気の通り道があり、経絡を気が巡っていると考えられます。
体調や気持ちが変化するのは、
五感をとおして入ってくる環境の変化や、
体の器官の不調によって、経絡をとおる気の巡りが変化し、
それが、体調や気持ちの変化を起こしていると考えるからです。
寒さや暑さといった、気象や気候の変化はもちろん、
周囲で起きた出来事や、人から言われたこと、
自分の思考や、内臓の状態の変化などよって
経絡をとおる気の巡りが変化し、心や体に影響をおよぼすのです。
「やる気がおきない」とか「気が重い」という言葉には、
気という言葉がはいっていますが、
これは、気のエネルギーの巡りが変化したことを
体で感じているのです。
適度な運動をすると元気になるのは、
体を動かすことによって、気の巡りが変化し、
心や体に影響をあたえたのだ、という風にいうことができます。